グルメ漫画は数あれど、グルメ×生贄という異色のグルメファンタジー漫画
「そらのおとしもの」を手掛けた水無月すう先生が送るグルメ×生贄ファンタジーを紹介します。
3行あらすじ
・村を襲う魔物を鎮めるため生贄になるペポパ
・足が臭すぎて食べられないと拒否される
・あの手この手で食べられようとするペポパ
村に借金のあるペポパは、借金をチャラしてくれるという条件で村を襲う魔物(ギャザ男)の生贄になる事を決意します。
しかしとある理由で足がとても臭いペポパは、ギャザ男から「お前マズすぎ、臭い」と言われてしまいます。
しかし食べてもらわないことには借金が返せないペポパは、何とか自分を食べてもらおうと必死になり・・・
ギャグだけでも十分面白いですが、毒贄クッキングは話が進む毎にガラリと展開が変わっていきます。
シリアスな展開になりつつも1巻で見せたギャグは健在で、とことんシリアスになりそうな雰囲気を笑いに変えるなど、テンポよく進んでいく展開に目が離せません。
なによりペポパちゃんのキャラがいい!!
今までこんなヒロインいただろうか?
しかしペポパさんはギャグだけのキャラじゃありません
ペポパさん以外にも魅力的なキャラクターが沢山出てきます。
そしてなんといっても見所なのは、所々にちりばめられた伏線です。
ネタバレなのであまりいえませんが、完全に意表を突かれました。
話が進む毎にちりばめられた伏線を回収していき、この世界の謎が明かされていきます。
実は1巻からとあるものが登場していて普通なら違和感をおぼえるところですが、ギャグの要素がその違和感を上手い具合に隠してたんです。
ギャグだからと特に不自然に思っていなかったものが、この世界の真実を知った時、初めてそのとあるものが異質だと気づかされました。
テンポのいいギャグとシリアスな展開が高水準で描かれている、「毒贄クッキング」とてもおすすめの漫画なのでぜひ読んでみてください。