空前のキャンプブームに影響され、初めてのキャンプに挑戦する人が跡を絶ちません。
そんな中、初のキャンプ挑戦を決めたものの何を準備していいかわからないという人も多いと思います。
初めてのキャンプ、絶対成功させたいと意気込む人も多い中これから始める人にとって、キャンプ道具選びはとても重要です。
私も初めてのキャンプ道具選びはどれがいいのかわからず随分悩みました。
ネットで調べようにも書いてあることがバラバラでよくわからないって方の為に、キャンプで必要な道具・必要のない道具など初心者キャンパーの目線で書いていきたいと思います。
※私は夫婦でキャンプをしているので使用している道具は基本少人数用の道具を中心に購入しています。
・必要性の薄いキャンプ道具
・使用してよかったキャンプ道具
絶対に必要なキャンプ道具
これから紹介するキャンプ道具はなるべく慎重に選びましょう。
あまりに安すぎてひどい性能の物を選ぶと快適性が悪く、1日を過ごすキャンプ場でのストレスに繋がります。
高ければいいというわけではありませんが、最低限快適な装備を選んでキャンプに臨みましょう。
どうしても安価で済ませたのならばキャンプ場でレンタルする事をおすすめします。
テント
キャンプをするなら必須のアイテムその1です。
レンタルでも充分と言う人もいますが、自分のテントを購入することで次回キャンプをする時楽に組み立てられますし、
何より使用する毎に愛着がわきキャンプが楽しくなっていくので購入することをおすすめします。
テントは建てやすさ・値段・利用人数・利用時期などをよく考えて購入します。
値段は高いものほど快適に過ごせます(例外もあります)が、ただ始めから高いテントを買う必要はありません。
始めから高いテントを買ってもしキャンプがつまらなかったり思ったのと違っていたりした場合、高価なテントは値段の分後悔も相当なものになります。
かといって安すぎるテントはハマった時物足りなくなって買い直す可能性が高いので、1万~2万円代のテントが使いやすく機能も充分なものがおおいのでおすすめです。
こちらのテントは私が購入したテントの少人数タイプです。
価格はサイトによって変わりますが、1万5000~2万程度で購入することができます。
初心者でも建てやすく慣れれば10~15分程度、初めての時は説明書見ながらでも30分程で建てることができました。
風の強い日や雨の日も使用しましたが問題なく使用でき、前室も充分な広さがあるのでタープいらずで過ごすことができる初心者におすすめのテントになっています。
ソロでなく2人以上で使用する場合は上記のテントでは狭いので、
こちらのテントをおすすめします。
こちらは私も使用していますが、2人+荷物を入れて丁度いい広さになっていて2~3人で使用するのに最適なテントになっています。
チェア
キャンプに必須なアイテムその2はイスです。
私の場合ですが、寝る時以外ほとんどの時間をイスの上で過ごしています。
地面にシートを敷いて過ごせばイスなんていらない!!
という人ももしかしたらいるかしれませんが夏場は虫、冬場は地面からの冷気など一日中地べたにシートだけでは限界が来ます。
テントも大切ですがイスもキャンプではとても重要です。
座り心地が合わないとせっかくのキャンプが辛いものになることもあるので、ここはしっかり自分とキャンプスタイルに合ったイスを選びましょう。
選び方は購入するテーブルに合わせるのも大事ですが、やはり1番は自分に合った座り心地のイスを購入することで、できればお店に足を運んで座り心地を試してみるのが1番です。
ちなみに私はこちらのイスを購入しました。↓↓
正直な話、特にメーカーなどのこだわりが無ければこちらのイスで充分だと思います。
値段は安価で座り心地も悪くなくコンパクトに畳めるので持ち運びも簡単、某有名メーカーさんの場合1万円を超えるお値段になりますが、こちらの場合は2~3千円程度で購入できます。
ただ今回上記の商品をおすすめはしましたが、やはり1度は自分で確かめられるお店に行き購入を考えたほうがいいと思います。
特に私は使用してから感じましたが1日中座って電子書籍など読んだ時、首などがとても痛くなったので首ぐらいまで背もたれがあるイスを購入するのもありだったと少し後悔したことがありました。
安価でとりあえず使えるものを購入したい、店には行けないという人なら上記のイスは問題なく使用できるのでおすすめです。
シュラフ
キャンプに必須なアイテムその3はシュラフです。
といってもこちらに関しては、秋~冬・高地などを避ければそこまでこだわらなくてもいいと思っています。
安く済ませるのであれば家にある布団などを持ち込んで利用するてもありです。
ただシュラフは持ち運びが楽でマイナス○○℃まで利用できるなど、キャンプをする上でとても魅力的な機能を揃えています。
軽くコンパクトで防寒性能が高ければ高いほどお値段も比例して高くなりますが、真冬でなければ6,000円程度でも充分な暖かさを届けてくれるシュラフもあるので、こちらは利用する季節をよく考えて購入しましょう。
こちらが私が購入したシュラフになります。
私はマミー型と今紹介した封筒型のシュラフを持っていますが、快適と感じたのはこちらの封筒型でした。
足がある程度自由に動かせるので圧迫感がなく快適に過ごせます。
どうしても真冬にキャンプをしたい!!でもあまりお金をかけたくないという人は、
こういったカイロも利用しましょう。(あくまで補助として利用するだけで防寒対策は怠らないようにしてください。)
特に標高の高い場所などでのキャンプは暖房器具などを利用して、万全の状態でのキャンプをするようにしてください。
カイロがあれば大丈夫ということは決してないです。
私がカイロを利用した時は、比較的温暖な場所で標高がそこまで高くなく風もあまり吹いていない時に利用しました。
マット
キャンプに必須なアイテムその4はテントマットです。
今まで紹介した中でもしかしたら1番重要かもしれません。
テントマットの役割は睡眠時の快適性の確保にあります。
凹凸の地面でも寝づらくなることはなく、さらに地面からの冷気をある程度抑えてくれるキャンプには無くてはならない重要なアイテムです。
私は最初安いマットで大丈夫と高を括りその結果、夜寝ることができず体調を崩したことがあります。
キャンプにおける寝具はそれほど重要で、マットがない=むき出しの地べたで寝るに等しい行為なので妥協せず自分に合ったマットを選びましょう。
特に腰痛持ちの方にはこのテントマット選びはとても重要で、私はヘルニア持ちでなかなか合うマットがなくいくつかの商品を試し、ようやく快適に眠ることができるマットを購入することができました。(使用している感想などは後ほど紹介します)
ランタン
キャンプに必須なアイテムその5はランタンです。
ランタンは夜間の食事、テント内などで必ず使用する必須アイテムです。
オイルの保管には注意が必要。
もの凄くざっくりと書きましたが、初心者には災害時にも使用できるLEDランタンを強くおすすめします。
LEDランタンは物によっては携帯の充電をすることもできるので非常に役立ちますし、コンパクトな物も多いので持ち運びが楽です。
ガスランタンやオイルランタンなどは光量が強く、キャンプの雰囲気作りにはとても魅力的ですが、燃料の保管の問題や爆発などの事故につながる可能性もあるので初心者にはあまりおすすめしません。
もの凄く小さいですが、見た目の割に光量はそこそこあり、USB充電式でモバイルバッテリーとしても利用することができます。
食事をする際は少し光量が心もとないですが、ソロで使用する分にはこれでもギリギリいけると思います。
値段も安いので1つ持っておくと安心できるランタンです。
光量が心配という方におすすめな1,300ルーメンある電池式のランタンです。
電球でいうワット数にあたり、1,300ルーメンは一般電球に例えると80形相当で196ルーメンは20形になります。
1番いいのは使い分けができる2台持ちが便利でおすすめです。
バーナー
キャンプに必須なアイテムその6はバーナーです。
キャンプでは焚き火をすることも多く、はじめは焚き火で調理したいと思う方も多いと思いますが焚き火での調理は火力調整が難しく、鍋などがススだらけになることもあります。
焚き火調理など初キャンプでは憧れるスタイルをやってみるのは問題ありませんが、失敗した時の事を踏まえて用意しておいたほうがいいです。
私の場合ですが、朝などは焚き火をしないので朝食の準備やお湯を沸かすのに重宝しています。
ソロなら下で紹介しているウインドマスターで充分です。別売りの4本ゴトクがあれば1人用の小さい鍋やフライパンなども使用できるので使い勝手がいいです。
別売りの4本ゴトクはウインドマスターを購入するならほぼ必須です。
これがあるのとないのでは鍋など置いた時の安定感が全く違います。
火気を扱う以上、横転などの事故を防ぐためにも購入を強くおすすめします。
2人以上での利用ならこちらのカセットコンロをおすすめします。
普通サイズのフライパンや鍋でも使用でき、燃料であるガス缶もウインドマスターのものに比べると安価で入手できます。
コッヘル
キャンプに必須なアイテムその7はコッヘルです。
ちなみにコッヘルとクッカーは同じものでコッヘルはドイツ語、クッカーは英語です。
調理器具は必須ですが上で紹介しているものでなく、もっと安価なものでも問題ありません。
予算の都合が合わない時は、自宅にある鍋などを利用するのもありです。
注意
紹介した必須道具はレンタルしているキャンプ場も多いので、予算が心許ない方はレンタルしたほうがいいです。
そしてキャンプ道具としてこだわらないのであれば、シュラフは自宅にある布団、コッヘルは自宅にある鍋などで代用することもできます。
またバーナーも必須道具として紹介しましたが、焚き火をする方なら焚き火で調理や湯沸かしをすることも可能なので、あまりおすすめはしませんがバーナーを購入しないという選択肢もあります。
キャンプ道具選びは慎重に!!
初めてのキャンプは不安がいっぱいで、情報サイトに書かれている必要道具をすべて購入している人も少なからずいると思います。
私も実際に経験したので言えますが、サイトに書いてある「初心者必見!!初キャンプに必要な道具を紹介」みたいな物を必ずしもすべて揃える必要はありません。
続けられるかわからないキャンプで高額なキャンプ道具を買うのはリスクが高いのでよく考えて購入しましょう。
以下のものは初心者にあまり必要ないものを紹介します。
★先にいいますが必要ない=いらないではなく、あれば便利だけど初キャンプで買う必要性は薄いという意味なのでその旨忘れないようにお願いします。
タープ
タープは雨除け・日差し除け・居住スペースの快適性の向上などの役割を持っています。
デイキャンプなら必須、あると間違いなく便利ですが初めてはテントを建てるのにも苦労しますし、日差し除けに関しては前室のあるテントを選べばなんとかなります。
雨の場合はまた違ってきますが、そもそも初めてのキャンプで雨の確率が少しでもある場合はキャンプ日程を改める事をおすすめします。
どうしても使用したい場合はレンタルしているキャンプ場も多いので、そちらを利用したほうがいいです。
ポリタンク
ポリタンクを初心者に必要な道具として紹介しているサイトはあまりないと思いますが一応書いておきます。
ポリタンクは水場が遠いキャンプ場や環境があまり整っていないキャンプ場じゃなければ、ほぼいらないと思っています。
特に初心者の方が選ぶキャンプ場は、ある程度環境が整っている所を選ぶと思うのでポリタンクは不要です。
ランタンスタンド
ランタンスタンドはあると便利ですが無くても工夫次第でなんとかなります。
例えばタープなどを建てる時や、テントの前室を作る時に使うポールを地面に刺してランタンハンガーを使えばランタンスタンドの代わりになります。
私の場合はテーブルの足の部分に強力クリップを使用して、ポールを机の足と一緒に挟んでランタンスタンドの代わりとして使用していました。
以前私がキャンプをした時に隣人のキャンパーさんは現地に落ちていた木の枝を地面に刺してランタンスタンドの代わりとして使用しているのを見たこともあります。
このようにランタンスタンドは代用することができるので、必要性は薄いです。
火消し壺
火消し壺は炭が完全に燃え尽きない時など重宝しますが、こちらもダイソーで売っている「オイルポット」で代用することができます。
こちらは大変優秀で私も使用していますが問題なく使えます。
ダッチオーブン
そもそもダッチオーブンとは、分厚い金属製の蓋つき鍋のうち、蓋に炭火を載せられるようにしたものです。
ダッチオーブンをわざわざ使う必要はなく普通の鍋でも料理はできるので、初めてのキャンプでの必要性は薄いです。
耐熱グローブ
私も最初購入しましたが無くても困るものでは無く、今はあまり使用していません。
ただし耐熱グローブを購入しないのであれば、トングなどの薪バサミは必須になります。
灰入れ
灰はキャンプ場にある灰捨場に捨てる事がほとんどですが、まれに灰捨場のないキャンプ場もあります。
こちらも火消し壺同様ダイソーの「オイルポット」で代用できます。
枕
テントでの快眠の為に枕は必須になりますが、こちらはシュラフなどを入れていた袋にタオルなど詰めれば簡易枕になるので不要です。
初心者キャンパーが教えるおすすめ道具
こちらは私が使用しているキャンプ道具の中でも購入してよかったキャンプ道具を紹介します。
JUYEE 寝袋 ダウン シュラフ 冬用 封筒型
JUYEEのダウンシュラフは値段が6千円前後とシュラフの中では比較的安めの値段ですが値段以上の暖かさと快適さを得る事ができ、マミー型に比べて封筒型はある程度自由に足を動かせるので圧迫感を感じず快適に眠れます。
唯一の欠点としては使用する度に少しだけ羽毛が出てくるので使用後はテントの中に羽毛が落ちている事があります。
羽毛の件を差し引いても値段を考えればコスパの高い、満足のいくシュラフになっているので秋~春に使用するのであればおすすめなシュラフになります。
WAQ 車中泊マット
もうこれなしでは寝られないほどお世話になっています。
値段がエアマットなどに比べ値段が張るのと少し大きいので持ち運びが大変なのがネックですが、使用する時はバルブを緩めるだけで空気が自動で入り片付けも楽です。
そして何より寝心地が抜群によく、1度3,000円代のエアマットを使用した時は腰が痛くなり全く眠れませんでしたが、こちらのマットは朝までぐっすり眠ることができました。
私が使用したエアマットは手順通り空気を抜いても全て抜ききれず、コンパクトが売りの為か収納袋がとても小さいのでうまく収納できず何度もやり直す羽目になり、さらに寝てる間に空気がどんどん抜けていくなど問題が多かったので1度の使用で使わなくなりました。
エアマットでも充分という方ももちろんいますが、寝具に気を使う方や腰痛持ちの方などはぜひ1度試して貰いたいおすすめのマットです。
ソト(SOTO) マイクロレギュレーターストーブ ウインドマスター【専用4本ゴトク付き】
高火力で風の強い日でも使用することのできる優秀なバーナーです。
セットなら問題ないですが、通常は別売りの専用4本ゴトクを購入しないと安定感がなく使用する際上に置いたコッヘルなどが落ちてしまう場合もあるので4本ゴトクの購入を強くおすすめします。
コンパクトで持ち運びの手間がなく、お湯を沸かす時などすぐ沸かすことができるので重宝しています。
持っておくと湯沸かしや小さめのコッヘルでの調理など、ある程度のことはこちらのバーナーで事足りるので1つ持っておくととても便利です。
ただし火力がとても強力なのと一点に火力が集中するのでフライパンなどの調理にはあまり向いていないかもしれません。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) アルミ ロールテーブル
コンパクトに畳むことができ、持ち運びが簡単なローテーブルです。
主にソロキャンパーさんが愛用している事が多いですが、値段が安く使い勝手がいいので私も重宝しています。
食器を置くテーブルとしての使い方の他に、地面に直置きしたくない荷物などを乗せたりなど使い勝手の良いテーブルです。
Soomloom スチールペグ
値段も手頃で本数も多いので初めてのペグならこれを買っておけば安心です。
私は心配性なので念の為、鍛造ペグも同時に購入しました。
Snow Peakから出ている鍛造ペグで、これを買っとけば間違いなし!!
と言っている方もいますが、今の所使う機会は訪れていません。
Soomloomのスチールペグでも硬い地面にちゃんと刺さりますし、1本も折れ曲がること無く使用できています。
テントに付属しているペグを使う手もありますが、ある程度硬い地面の場合は折れ曲がる可能性があるので、できれば付属品とは別にペグを用意することをおすすめします。
ペグは1本からでも購入できるので購入するテントに合わせて本数を選び、前室などがあるテントもあるのでテントを建てるのに必要なペグの数+2~3本持っていると安心です。
おわりに
今回は初心者に知ってほしい最低限の道具選びを紹介しました。
上記で紹介したもの以外にもクーラーボックスやポール、ガイロープなどありますが、キャンプをやる季節やキャンプ場の設備などで必要のないものもあるので今回は本当に最低限の物を紹介しました。
初めてのキャンプはテントをまともに張ることもできずにいるキャンパーさんもいるようなので、事前準備はしっかりしてキャンプを楽しみましょう。
おわり